チャペル式と神前式の選び方

チャペル式の会場は教会と専門式場の二つがある

チャペル式の結婚式の会場には大きく分けて教会や専門式場の二つがあり、予約の方法やマナー、当日の進行などそれぞれ違いがあります。はじめに、教会を使用した結婚式は、挙式の前に神父や牧師など聖職者が式を執り行う関係者との数回の面談や、教会の考え方によっては寄付や献金が必要となることがあります。また、街の中にある小さな教会では信者以外は結婚式を行えないこともあるため、早い時期に教会側に確認の連絡をすることが大事です。一方で、チャペルを併設した民間企業が運営する専門式場は、信仰している宗教に関係なく、基本料金や各種オプション料金を支払うことで利用できるところがほとんどです。また、専門式場を使ったチャペル式のウェディングは、夫婦の希望次第で会場設営やドレスのレンタル、式当日の写真撮影やお色直しのサポートなど幅広く対応してもらうことが可能です。

神前式は神社や衣装の業者との交渉や相談が必要になる

神前式は、昔ながらの日本の伝統的な挙式スタイルとして全国的に広く普及しており、神道を信仰している人や、厳かな雰囲気の挙式を希望する人に向いています。年間を通して多数の神前式を受け付けている大きな神社は、夫婦の信仰に関係なく、古くから決められている形式に従って、挙式を行えるところが目立ちます。また、神社によっては、白無垢や袴などの衣装の手配をする際に、夫婦に提携先の業者を紹介してくれるところもあります。神前式に適した衣装の選び方や着付けの仕方、立ち振る舞いについては、素人にとって分かりづらいところもあります。そのため、前もって神職や神社の関係者に相談をしたり、衣装の業者に問い合わせたりすると良いでしょう。